MBA体験記_RM(intake2015)

【名前】RM
【年齢性別】(入学時)32歳、男性
【職歴】不動産(PM2年、経営企画6年、海外駐在2年)
【私費/社費】私費
【卒業後のキャリア】 転職

1.NUSMBAに対する全般的な感想
まず、NUSMBAはアジアにフォーカスしたMBAであると思います。Class of 2015/2016では、インド人、中国人、日本人でFull timeの学生の約50%を占めています。欧米からの留学生の数はマイノリティで、彼ら自身もアジアに所縁のある学生が多いように感じます。クラスメートも個人主義というよりは全体の輪を重んじて互いに助け合う雰囲気があり、私自身も様々な場面で助けられました。また、授業についても”アジア”にフォーカスした内容が多く、授業内で使われるケースもAlibabaやTencentなどの中国企業, Tataなどのインド企業など、アジア企業のケースが多く使われます。教授陣もアジア出身者が多く、各国訛りの英語による授業を楽しめます。
次に、授業の進め方は比較的アカデミックであると感じます。欧米のスクールのようにケースを中心にディスカッションを数多くこなしていく形式ではなく、基本的には事前にアップロードされるLecture Noteに沿って講義形式で進められる授業が多いと思います。
もう一点は個人の希望に合わせて、柔軟なクラス構成が可能という点です。私はMBA、Real Estate、Lee Kuan Yew School (LKY)、Chineseの4つのDepartmentから授業を取得しました。私はMBA + Real Estate専攻だったため、MBAのコアクラスに加え、Real Estateに特化した授業(AM、証券化、不動産開発など)を受けました。そちらの授業はMSc in Real Estateの学生との共同授業でした。また、個人的に都市開発(政策面)に興味があったため、Lee Kuan Yew 公共政策大学院の授業も取得しました。また、中国語をより強化したいという思いから、中国語で行われる授業にも参加しました。以上のように、個人のSpecificな希望に合わせて、クラスを柔軟にカスタマイズできることは利点だと思います。また、私は通常よりも1 semester 延長して卒業する予定ですが、留学期間が伸縮可能であることも利点であると思います。(Full time ↔ Part timeの切り替えも可能)

2.MBA中のスケジュール

Core Elective MC
Semester1 ・Financial Accounting
・Financial Management
・Analytics for Managers
・Real Estate Investment (*RE)
16
Semester2 ・Managerial Accounting
・Management Practicum
・Macroeconomics in the Global Economy
・Marketing Management
・International Field Study (RE) 22
Special1 ・Corporate Strategy 4
Special2
Semester3 ・Real Estate Economics (RE) ・Urban Development Policy and Planning in Asia (*LKY)
・Leadership in Asia
・Science and Technology (*CH)
16
Semester4 ・Real Estate Securitization (RE)
・Portfolio & Asset Management (RE)
・Business and Social Science (CH) 12

*RE: Real Estate Specialization, LKY: Lee Kuan Yew School, CH: Chinese class

3.MBA期間中の経験で特に印象に残っていること
インターン:
シンガポールの不動産ベンチャーでインターンを行いました。CEOがオーストラリア人、CFOがアメリカ人だったのですが、彼らとともに多くのPEファンド、AM、不動産デベロッパーなどを回りました。過去に外資系企業はもとより、ベンチャーでの勤務経験もなかったため、ファンド系のベンチャー企業の意思決定の速さにとても驚きました。十億円単位のディールが数日で決まるところを見ながら、スピードが早ければ良いとは限らないものの、日本企業は太刀打ちできないなと感じました。
就職活動:
シンガポールと日本で就職活動を行いました。主に転職サイトとヘッドハンターを活用しながら情報収集を行いました。シンガポールでの日本人求人は、あまり多くない印象で、とくに外資系やシンガポール系企業にそれなりの待遇で入るには、英語力は言うまでもなく、職務経験・専門性・年齢等で他のCandidatesを上回らなければならないため、簡単ではないと感じました。一方で、アジアに進出したい日系企業からのニーズは旺盛で、数多くの照会を受け、日系企業のグローバル人材難を強く感じました。

4.MBAの体験を得て、自身のキャリアプランはどう変わったか
私自身は不動産デベロッパー時代の経験を通じ、一つのデベロッパー企業でできることが限られているため、より大きな概念でアジアを中心とした途上国の都市開発やインフラ整備に貢献したいと考えNUS MBAに留学しました。個人的なキャリアイメージはMBA前に固まっており、幸い興味のあった分野からのオファーを無事に頂戴することができました。多くの転職希望者は、個人個人が持っている専門性、経験、興味に合わせてクラスを受講し、人脈を広げ、インターンで働くなどして、ベストなキャリアを探っていくことになると思います。実際にシンガポールで築いた人脈の中から思いがけず個人的にオファーをいただいたこともありました。NUS MBA生ということで、色々な人々と交流できますし、(相手方の事前期待は高いと思いますが、)その中から新たなキャリアプランを形成していくことは十分に可能だと感じます。

5.最後に
アジアでのビジネスを志向される方にとって、NUSMBAはふさわしい場所だと思います。私自身、香港MBAとも迷いましたが、英語面・ダイバーシティ・生活面からシンガポールという判断で間違いは無かったと感じています。
受験の際は各種スコアメイク、エッセイなどを忙しい仕事の合間にこなさなくてはならず、とても大変だと思います。私もあまり思い出したくありませんが、合格後はそれが笑い話に変わりますので、最後まで諦めずに頑張ってください!