合格体験記(Tさん)

Tさん(フルタイム・男性・社費留学)

 

・志望動機

入社5年目ぐらいから、自身の成長の鈍化に危機感を覚え、また顧客の海外展開が急速に進みグローバルスキルの必要性を強く感じました。同時に、顧客の経営層へのアプローチを続ける中で、ファイナンスやマーケティングをはじめとした経営者に必要な知識の獲得が不可欠と感じました。また、営業だけでなく企画部門に移りたいという思いがあったものの弊社では営業職から他職種へのジョブローテンションが難しく、グローバルスキル・経営知識の獲得とジョブローテーションの双方を同時に実現できる社費MBA留学を目指し始めました。社費留学の選考はかなり厳しく、結果として3回チャレンジしました。会社側としても、「この候補者は卒業後に会社を辞めないか」を見極めようとするので、一発合格はめったになく2回以上チャレンジしている人が多いようです。

 

 

・NUSに決めた理由

NUSのほかにUniversity of Pittsburghからも合格をいただきましたが、元からアジア志向が強く、シンガポールと香港に第一志望群は絞っていました。なぜアジア志向が強かったかというと、

 

  1. 弊社の商圏がアジアに限られており、アジアビジネスのプロフェッショナルとなる必要性を感じた
  2. MBAの主流である欧米に比べ、今後の成長ポテンシャルが高い
  3. 将来どこで働きたいかを考えたときに、シンガポールへの思いが一番強かった
  4. 欧米のMBAホルダーは社内外に多くいる中で、マイノリティになることで自身の希少性を高めたかった
  5. 単純にアジア(特に東南アジア)の人や文化、風土が好き

 

などが主な理由として挙げられます。最後の一つなんかは漠然としていますが、ある意味一番重要かもしれません。

 

 

・IELTS(スコア7.0)

IELTS、GMATともにAGOSにお世話になりました。

欧米のトップ校を目指す人は二つの塾に行っていたりもしますが、NUSの必要スコアを目指す分にはAGOS一校で十分だと思います。

 

Listening:

基本的に他セクションも同様ですが、特にこのListeningにおいては、多くの問題を解くという勉強法は適していません。私が主に実施した勉強法はシャドーイングとディクテーションの2つ、そしてそれを一つの問題に対して繰り返し行い完成度を上げていくことです。シャドーイングに抵抗があり、ひたすら多くの問題を解いていた時期もありましたが点数はほとんど伸びませんでした。問題をやみくもにたくさん解いていた時期はほとんど点数が伸びませんでしたが、特にシャドーイングに重点を置いたことで一気に点数が伸びました。

 

Reading:

どの塾でも習うような「設問を読んでから問題文に入る」、「スキャニング・スキミング」などのテクニックも重要ですが、ある程度の点数を取るためには次の3点が不可欠だと思いました。それは「単語力の強化」、「多読」、「精読」です。特に精読を初めてから点数が大きく伸びました。それぞれの詳細に関しては省きますが、ネットで調べるとすぐにやり方は出てくると思います。

 

Writing:

私の実施した対策ですが、おもいっきりテンプレートを使用しました。テンプレートはAGOSで習ったものなので、残念ながら詳細は割愛します。AGOSでは、Task1、Task2にともにベースとなるテンプレートを教えてくれます。Writingセクションが苦手な私にとっては非常に有意義でした。もちろんテンプレートとはいえ自ら考えるべきところは多々あるので、ある程度の多様な単語や文法表現などは必須ですが、

  1. 文法・スペルミスなどの減点項目を減らせる
  2. Task1、Task2ともに1/4~1/3程の分量を何も考えずに埋められる
  3. 構成を考える必要がなくなる
  4. 考える部分が減るので時間に余裕が生まれる

など、十分なメリットがありました。

 

Speaking:

Speakingセクションに関しては「ベースとなる英会話力の底上げ」と「IELTS固有の対策」の2つが必要になるかと思います。前者に関してはレアジョブを活用し、後者に関しては高得点を取るための必要条件を把握し、頻出の質問に対してある程度回答を準備し、あとはそれをひたすら実践練習しました。

 

 

・GMAT(スコア590)

点数が示している通り、正直なところ最後まで手ごたえをつかめずに終わりました。なので適切な対策に関しては自信がありません。

12月時点で590を獲得でき、その点数で合格している先輩が多くいたためすぐにエッセーと面接対策に切り替えました。

 

 

・出願対策(エッセー、面接)

エッセーに関しては、AGOSのコンサルタントにかなりお世話になりました。いきなり第一志望で書き始めるのではなく、まずは他校で書いて感覚をつかみ、その後第一志望校を書き始めることをおすすめします。後から見返すと、初めに書いたエッセーより後の方に書いたものの方が明らかにクオリティが高いです。

面接に関しては、レアジョブを継続し基礎英会話力の向上をはかるとともに、@MBAの面接対策をスカイプでしてくれるコンサルタント(AGOSではないです)を見つけたのでそこを利用しました。コンサルタントに加え、直前はレアジョブの代わりにMBAの模擬面接をスカイプしてくれる@Englishというサービスも利用しました。丸暗記はおすすめしませんが、頻出質問30個ほどに対して答えられるよう回答は準備しておきました。

 

 

・面接

面接は、志望動機の高さを示すためとミスコミュニケーションを減らすために現地で受けました。雰囲気は和やかで、こちらの回答を丁寧に聞いてくれていたように思います。時間は30分ほど。「short term、long term goal」や「Why MBA? NUS?」といったベーシックな質問が多い中で、「東芝の事件は自社で起こりうるか?また起こらないために何をすればいいか?」などの時事問題を絡めた質問もされました。

 

 

・上記以外の対策

面接の前日にキャンパスビジットを実施しました。キャンパスビジットの内容を面接に反映でき、結果面接が円滑に進んだので有意義だったと思いますが、実施していない受験者も多く必須というわけではありません。

 

 

・最後に

小中高大学全て受験勉強をしていますが、このMBA受験はその中でも一番つらかったように思います。勉強自体もそうですが、やはり仕事との両立という点がハードでした。弊社の場合は社費留学生だからといって業務量が減らされるわけではないので、思うように勉強時間が確保できず深夜まで勉強することはざらでした。英語、GMAT、エッセー、インタビューとやることは多々あり心が折れそうになることもあると思いますが、その見返りとして得られるものは大きいと思います。月並みな言葉ですが、最後の最後まであきらめず頑張ってください!