家族の生活

シンガポールでは日本とほぼ同水準の生活環境が整備されており、ご家族連れで留学した際でも、ご家族がシンガポールでの生活に不便を感じることはまずないでしょう。家族帯同で留学している在校生の中には日本人にとってシンガポールが日本の次に住みやすい国だと感じている学生もいます。以下では「衣」「食」「住」「その他」の観点から家族の生活について考えてみます。

  • 「衣」
    日本と同様の衣類が手に入り、ご家族帯同で留学する場合にも全く心配はいりません。シンガポールは屋外では一年中、半袖・半ズボン・スカート等、夏の服装で過ごせます。しかし、屋内はクーラーが強いため、ジャケット等の上着が必要となります。シンガポール国内でこれらの衣類を購入する場合にも、ショッピングモールには日本と同様のブランドが出店しており(例えば、ユニクロ、H&M、Forever 21)、日本と遜色ない衣類が手に入ります。但し、価格面では為替相場次第ですが、日本よりも若干高いという印象を受けます
  • 「食」
    日本の食材を販売している複数のスーパーや百貨店があり日本食を自炊することが可能です。例えば、NUS MBAの近くにある、West Coast PlazaにあるCold Storage では少し価格は高いものの、わずかながら日本の食材が置かれています。西に行けば、ジュロン・イーストにISETANがあり、また、東には学校からは少し遠いですが、明治屋(最寄り駅:クラーク・キー)へ行けば、割高ではありますが、たいていの食材が手に入ります。日本産に拘らずに安く済ませようと思えば、シンガポール全土に展開するスーパーのFair PriceやCold Storageに行けば、日本食を自炊するために必要な食材は全て揃います。
    家族連れで来られる場合、たまには外食をすることになると思いますが、日本食は、クオリティは低く、価格は高いです。日本で、800円程度で食べられる通常の定食がシンガポールではSGD15(約1,200円、1SGD=80円で計算)ほどかかりますので、若干割高感は感じます。
  • 「住」
    ご家族帯同で留学した場合の住居の選択肢としては、大別すると①コンドミニアム(民間の分譲住宅を個人が賃貸しているもの)、②大学が提供する学生寮(家族寮)、③HDB(現地の公共住宅を個人が賃貸しているもの)という3つの選択肢があります。

① コンドミニアム
近年、シンガポールへ駐在員を派遣する企業が増え、更に、クレメンティに日本人学校があることから、NUSの周りのコンドミニアムには多くの日本人駐在員が居住しています。家族連れで、日本人が多く入居するコンドミニアムに居住した場合のメリットは家族にすぐ友達ができることです。困った時にすぐ助けてもらえる友達が同じコンドミニアムにいることは家族にとって精神的に安心です。家族の心配がいらなくなるという点では、我々、学生にとっても、家族を心配することなく、勉強に専念できるというメリットが出てきます。ただ、コンドミニアムは非常に家賃が高いです(物件の築年や立地によって個別性はあるものの、NUSキャンパス周辺の2ベッドルームのコンドミニアムで最低S$3,000~)。

②学生寮〔家族寮〕
私費留学の場合、キャンパス内に立地する学生寮〔家族寮〕への入居が有力な選択肢の一つとなります。学生寮はやや築年は経過しているものの家賃は民間賃貸住宅と比較して安く設定されています。学生寮の魅力はキャンパスへのアクセスの良さはもちろんのこと、世界中から家族連れで入居する他国の学生との交流が深まることです。注意点としては家族寮がMBA学生だけではなく、NUS全体の学生を対象として抽選によって入居者を募集しているため、入居が必ずしも確約されていないという点です。ただ、大学側の運営ポリシーも頻繁に変更されるため、興味がある場合は一度MBA Officeにご確認をされるのがよろしいでしょう。

③ HDB
HDBはシンガポール政府がシンガポール人の持ち家比率向上のために供給している公共住宅の呼称です。一定の条件のもと、HDBは賃貸に供することが認められており、多くの外国人が賃借人として入居しています。コンドミニアムのように日本人が同じ棟内に多数入居するということはありませんが、都市計画上、MRTの駅やバスの停留所に近い場所に立地することが多く、利便性は良好です。注意点としては物件探しや契約までの手続きを仲介業者に依頼する場合は、日系の不動産業者はHDBを取り扱っている業者が少ないため、ローカルの仲介業者に依頼することになる点と、シンガポールにおいては日本のように一棟全体が賃貸専用物件として専門業者によって管理・運営されている物件はなく、個人の所有物件が個別に賃貸マーケットに流通しているため物件の品等や管理状況も個別性が大きく、希望の物件を探し出すためには粘り強い物件探しが必要になってくるという点です。立地条件を拡大することで選択肢は大きく広がりますので、まずは以下のサイトで大まかな相場観などを確認されるのがよいでしょう。

http://www.propertyguru.com.sg/

https://www.99.co

その他

  • 「病院」
    シンガポールの医療レベルは、日本人からしても十分なものです。また家族を連れてくる場合は特に言葉が心配ですが、日本人向けの日系クリニックが複数あり、日本人、もしくは日本語スピーカーのお医者さんにかかることができます。医療費は高額ですが、海外旅行傷害保険などに加入すれば、ほとんどの日系クリニックでキャッシュレス受診できます。なお、過去にはシンガポールで、夫の骨折、子供がおでこを切って縫う手術、さらには子供の出産などを経験した学生がいましたが、日本と同等レベルの治療・対応を受けています。
  • 「子育て」
    シンガポールは治安もよく、子育て環境も充実しており、子育てについては、海外だから、ということで不安に感じる必要はありません。日本人の子供も多く、日本人向け教育機関(幼稚園~高校までの学校、習い事など)も充実しています。またローカル、インターナショナルの幼稚園や学校に子供を通わす日本人も多いです。コンドミニアムに住むほかの日本人や、幼稚園などで、子育て友達と知り合う機会も多くなります。

 

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